変わりゆく日本のがん治療

通院治療ならではのメリットとは

通院によるがん治療の大きなメリットとしてはまず、自宅にいながらにして治療が進められる、という点が挙げられます。入院治療では当然一定期間自宅を離れることになるため準備すべき物品も多くなり、また、1日あたりの入院費用もかかるため、コスト的な負担も増えてしまいます。その点、通院治療であれば病院に泊まらずにすむため事前準備もいりませんし、1回あたりのコストも交通費や検査費用、治療費のみですみますので入院治療よりも低コストであると言えます。
また、病状にもよりますが仕事と両立させながら治療を進められるため収入が長期的に途絶える心配もなく、その意味でも経済的な負担を軽減することにつながります。入院治療にすべきか通院治療にすべきかは主治医と相談したうえで決めることになります。

通院治療にもデメリットはある

仕事を辞めなくてすむ、入院にともなう精神的ストレスがないなどのメリットがある通院治療ですが、デメリットもいくつかあります。わかりやすいデメリットとしては、通院負担が挙げられます。がんのステージや体調にもよりますが、がん治療のために定期的に通院するというのは、患者さんにとってはやはり大きなストレスになります。
特に、抗がん剤治療では2週間に一度くらいのペースで通院が必要になりますから、精神的ストレスとともに通院費用などの経済的負担も無視できず、通院治療のほうが絶対的におすすめ、とは言い切れません。また、仕事を続ける場合、治療期間中は度々会社を休むことになりますから職場の理解も必要であり、治療に入る前に上司や同僚にコンセンサスを取っておくことも重要です。


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